こんにちは、ナナです。
2022年の退職後、たくさんの本を読み(なんと年間300冊以上! 4分の1はマンガだけどね・笑)、新しい学びを得る日々を送っています。
でも、もう一つの目標だった「絵を描く」ことは、なかなか思うように進まず……。
そんな中、コーチングを受けて、大切な気づきを得ました。私と同じように「時間はあるはずなのに、できないーー!」と思っていらっしゃる方にきっと役立つ、と感じたのでシェアしますね♪
読書はできるのに、なぜ絵は描けない?
読書は電車の中でも、寝る前でも楽しめます。最近はオーディブルでの「耳読」も併用していて、ちょこっとした隙間時間に読み進められる。でも、絵は違うんですよね。
「時間はある」はずなのに、なぜか描き進められない。水彩画の道具をすぐ手の届くところに広げておいて、描きかけの絵はイーゼルに立てて、思い立ったらすぐ描けるように準備しているのに。
なぜなんだろうな、と、もやもやしているときに受けたコーチング。コーチとの対話を通じて、必要な時間の「質量」が読書と絵の創作とでは全く違うことに気づいたのです。
絵には「まとまった時間」が必要
私は2週間に1回、アートスクールに通っています。
そこでの3時間は、とても心地よい時間。モチーフと向き合って、色彩や表現を試行錯誤したり、ほかの人の絵に「こういう表現もあるのか!」と感動したりしていると、あっという間に時が過ぎ去ってしまいます。
スクールでは1つの作品を、だいたい6週間かけて仕上げていきます。
講座の時間内だけで仕上げるのは不可能なので、家でも取り組むことになるのですが、それがなかなか……。2週間後、ほかの方々の絵が格段に進んでいるのを前に、「あーー、私はあまり描けなかったなあ。時間はあったはずなのに……」と、毎回がっくり&自分にがっかりしていたのです。
この状況を打破するために、どうしたらいいんだろう?
コーチングでは、もし、好きに使える1日があったら、どこで何をしたいか?を、イメージするよう促されました。
最初は「そんな素敵な1日があったら、ずっと絵を描きたい!」と思っていた私ですが、イメージをしてみると……あれ? 「……飽きるかも?」
自由な1日の中で私がやりたいことは、自分がくつろげる環境の中で2〜3時間、集中して絵に取り組むことでした。私が絵を描くために必要としていた時間は、隙間時間ではなくて、2〜3時間の「まとまった時間」だったのです。
ちなみに、一枚の水彩画の完成までには10〜20時間程度かかりますが、水彩ならではの特徴として、適切なタイミングで止めることも大切です。どこで筆を置くかを見極めるためにも、「絵に落ち着いて向き合える、まとまった時間」が必要だったのかもしれないと思い至りました。
小さな一歩が教えてくれたこと
その気づきを活かして、次の週の午後に2時間の時間を確保。ずっと気になっていた作品の制作に向き合い、仕上げることができました。
絵を描くためには、単に時間があればいい、というわけではありません。細切れの時間ではなくて、まとまった時間が必要ですし、その間はほかの何かに気を取られることなく絵のことだけに集中したい。つまり「量」と「質」を兼ね備えた「創作のための特別な時間」が必要だったのです。
その「良質なまとまった時間」を確保せずに、「隙間時間ならいくらでもあるのに、なんで絵が描けないんだろう?」ともやもやしていた私。
気づいてみたら「なーんだ」ということだったのですが、「ここは、絵を描く時間」と時間枠を設定しさえすれば、心置きなく創作に没頭できる。そんな「まとまった時間の魔法」を、コーチングを通して発見できました。
みなさんも、大切にしたい活動のための「まとまった時間」を、思い切って作ってみませんか?