名前には親の願いが込められている

キラキラネームを含め、人の「名前」に関心があります。名付け親…多くはその人の親御さん…の思い、願い、価値観が反映されているから。

女性の名前の場合は「響き重視」でつけられることが多い印象はあるんですが、それであっても、「どんな漢字を選ぶか」には親の願いが込められていると思うんです。

例えば「まさみ」さんでも、「雅美」なら雅さ、「正美」なら正しさを重視する親御さんなのかな、と。

で、最近「わおっ!」と思った名前を二つご紹介。

一つは「笑保人」。えほと、と読みます。男性の将棋棋士の方(獺ヶ口笑保人さん)のお名前です。

「笑」みを「保」つ「人」。……微笑みをいつもたやさない、そんな人って素敵よね♪ とほんわかとした気持ちになったんですが、「えほと」って「エフォート(effort)」のことだよね、と思い至って、わああ…となりました。

微笑みを浮かべつつ、涼しい顔して全力で努力する。そんな生き方が格好いい。理想的だ。そういう生き方をしてほしい……。子どもに寄せたそんな期待が見えて(私が個人的にお名前から受けた一方的な印象の話ですけれどね)、おおお…重いっ…と感じました。

もう一つは、将棋つながりで、「たかゆき」。漫画家の安藤たかゆきさんのお名前です。安藤さんは、「こんなレベルの低い将棋見たことがない!」などの将棋漫画を描いていらっしゃいます。

この安藤さんの作品に、「毒親」というものがありまして。将棋漫画は軽やかなギャグ漫画ですが、この作品は、重い。「母親や家族との日常」が淡々と描かれる中で、読んでいる私にも毒が回ってくる…ような、心がざわざわする作品です。

で。安藤さんの下の名前の「たかゆき」は、「孝行」と書くのですよ。

この名前に親の願いが込められている、と思ったら、ううう……(の、呪いじゃん!)となりました。

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