自分を縛る「思い込み」に気づいたら、人生が軽くなったよ

ウェルビーイング

こんにちは。ライフコーチという「仕事」を、ようやく本格始動したナナです。

コーチとして活動し始めてから2年弱。その間、多くはお金をいただいてコーチングを提供していたわけですから、もちろん「仕事」なのですが……。

なぜか、胸を張って「コーチングという仕事をしています」と、言いにくかったんです。

あいまいに、「コーチ活動をしています」みたいな言い方でごまかしていました。

どうして「仕事」であると言いにくいのだろう?

その背景を探る中で、これまで自分を縛ってきた「思い込み(ビリーフ)」に気づいたんです。

実はまだ、その思い込みから完全には自由になれていません。

でも、少しずつ、自分を縛っていた縄から抜け出してきています。そのプロセスをシェアさせてください。

気づかないうちに積み重ねていた「正当な理由」

私はずっと「お金を稼いでいない私には価値がない」と思い込んでいました。

気づいたときは自分でも驚きました。なぜなら、その思い込みを「正当な理由」で武装していたからです。

「結婚しても自立は大切」

「自分で使えるお金を持つことは重要」

「経済的な自由は人生の選択肢を広げる」

そしていつの間にか、「お金を稼がなければならない」が私の中の絶対的なルールになっていました。

それって、いったい誰が決めたルール?

ある日、ふと立ち止まって考えてみました。

なぜ、私はそんなに「お金を稼がなければならない」と思い詰めているのだろう?

その「ねばならない」は、いったい誰が決めたルール?

考えれば考えるほど、これまでの理屈は後付けだったことが分かってきました。

本当は「お金を稼いでいない自分には価値がない」という思い込みが先にあって、それを正当化するために「理由」を積み重ねていただけだったんです。

それに気づいた私は、会社を辞めました。そして、「この先の人生で、本当にやりたいこと」を探し始めたのです。

「稼いでいない」=「働いていない」?

ただ……気づきはあっても、すぐには変われませんでした。

「稼いでいない」ことが、こんなにも自分の心を不安定にさせるのだ!と、驚きました。

「まだ50代で働ける年齢なのに」と言われると、心が揺れる。その揺れと付き合いながら、少しずつ前に進んできたんです。

なぜ、これまで胸を張って「コーチングという仕事をしています」と言えなかったのか。それは、「コーチングでは、前職ほど稼いでいない」からでした。だから「仕事です」と言いにくかった。「活動」という言葉で逃げていたんです。

また、ずっと出版社で編集者をやっていた私は、直接、顧客からお金をいただいた経験がありませんでした。会社からしか、お金をいただいたことがなくて。顧客=個人から、お金をいただくことが、なんだかずっと後ろめたいような気持ちを引きずっていたんです。

お金を稼ぐのは、目的ではなく手段

でも、退社から3年かかって、やっとわかってきました。お金を稼ぐことは、自分がやりたいことを持続可能にするための手段だということを。

この3年間、私は貯金を切り崩しながら学びを重ねてきました。コーチングスクールの受講料、セミナーの参加費、書籍代、オンラインツールの利用料……。

学びにかけた時間も含め、すべては、より良いコーチングを提供するための投資でした。

そして今、はっきりと言えます。これは私の「仕事」なのだと。

大切な活動を続けていくためには、それを支える経済的な基盤も必要です。

オンラインでのコーチングを続けるためのツール利用料も、新しい学びを得るための勉強代も、すべては仕事を継続し、より良いものにしていくために必要な要素なのです。

今は、多くの人にコーチングを体験してほしいという純粋な思いと、この仕事を持続可能にしたいという現実的な視点の両方から、自分が納得できる価格設定ができています。

気づきから、始めよう

あなたの中にも、「ねばならない」という思い込みはありませんか?

それは本当にあなたが選んだものですか? それとも、いつの間にか「当たり前」として受け入れてきたものでしょうか?

私の場合、思い込みに気づいてから実際に手放せるようになるまでに3年もかかりました。

今でも時々、心が揺れることがあります。

でも、それでいいのです。

気づくことが、変化の第一歩

その小さな気づきが、あなたの新しい選択肢を少しずつ広げてくれるはずです。

一緒に、一歩一歩、進んでいきましょうね♪

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