母が亡くなって29年になります。もう29年か、早いな。
29年を経てもなお、「人生で悲しかったこと」の第一位に居続けている母の死。家族の間で語ることが、なんとなくタブーになっていて、偲ぶことや悼むことが十分にできていないと感じてきました。
そんな思いでネットを漂っていた時に偶然、「死んだ母への手紙を書ける場」が毎年、母の日の前後に公開されることを知りました。ぜひとも同じような思いをしている人に知ってもらいたいな、と思ってシェアします!
母親との死別経験者なら誰でも応募できる「死んだ母の日展」
母の日の特別展示会「死んだ母の日展」は、3日限りの追悼サイト「葬想式」(そうそうしき)を運営している株式会社むじょうが提供する無料サービスサイトです。
今年(2023年)の母の日は5月14日。母親に「いつもありがとう」と、日ごろの感謝を伝える日です。では、母親を亡くした人はどうしたらいいでしょう? 亡くなってしまった母に、伝えたいことがいっぱいあるのに……。
「死んだ母の日展」は、そんな「母親との死別経験者」の想いを受け止めてくれるサイトです。サイトの投稿フォームで母親への手紙を書いて応募すると、あなたが書いた手紙が「作品」として展示されます(展示をしないことも可能です)。
サイトには、全国から寄せられた「死んだ母への手紙」が展示されています。ひとつひとつの手紙を読んで、ああ同じだな、同じ思いの人がいる、と感じて、涙して、癒されて、少し向き合え、少し前を向ける。そんな素敵なサイトです。
今年の応募期間は5月4日から5月31日。母に伝えたかったこと、伝えられなかったことを文字にしてみませんか。