終活で真っ先にやるべきなのは「もしもの時の連絡先」のリスト化。家族にも作ってもらおう!

終活・セカンドライフ

こんにちは。終活ナビゲーターの北村ナナです。30代、40代の方に終活のお話をすると、みなさん「まだ早い」という反応をされるのですけれど、そんな方でも真っ先にやっておくべきこと、それは……

「もしもの時の連絡先」をリスト化して共有すること

です! 

この記事に目が留まったあなた! これも何かのご縁かもしれません。この機会に、連絡先リストを作りましょう!

「スマホの中の連絡先」を見える化しよう

私もそうなのですが、親兄弟や友人、仕事先、趣味のグループ、習い事の教室などの連絡って、ぜーんぶ自分のスマホからやっていませんか?

それはすなわち、家族であってもあなたの代わりに連絡することができない、ということ。仮にスマホのロックが解除できたとしても、どこに連絡すればいいかなんて探し出せない!

そのことに気づいて、「もしもの時」にどこに連絡してほしいかをパソコンで一覧表にし、プリントアウトして、夫と共有しました。これで安心!

私がリストアップした「もしもの時の連絡先」は、

  • 持病の病院主治医
    (万一の事態で救急搬送されるときは、この病院へ!と主治医から言われています)
  • (父には母から伝えてもらう)
  • (弟やほかの親戚には兄から伝えてもらう)
  • 仕事先(メールでキャンセル連絡)
  • クライアント(メールでキャンセル連絡)
  • ネイルサロン(個人サロンなので無断キャンセルになると損害も大きいし、心配をかけるので)

…というもの。そして、「死亡後の連絡先」として、

  • 仕事先
  • クライアント(返金対応も)
  • 前職の面倒見の良い上司(この人なら、きっと、よきように広めてくれる…)
  • 所属団体Aの顧問(この人なら、きっと、周辺団体も含めてよきように伝えてくれる…)
  • 幼なじみのBさん(地元関係の友人などにも伝えてもらう)
  • 高校の部活のリーダーCさん(高校関連、部活関連に伝えてもらう)
  • 大学時代の友人Dさん(学生時代の友人などにも伝えてもらう)
  • 絵の先生(教室のお仲間にも共有してくださる)
  • その他、会員制スポーツ施設など(月会費かかるしね)

も、リストアップしました。

SNSは私の場合Facebookがメインなので、追悼アカウントにしてもらうことで、Facebookでつながっている友人・知人に伝わればよいと思っています。追悼アカウントの管理人は、夫に頼もうかな……。

家族にも「連絡先リスト」を作ってもらおう

このリストを作った後、私、ずーーーっと気がかりだったことを夫に聞きました。

「もし、あなたに万一のことがあったら、ギターはどうしたらいい?」

夫はスナフキンで(笑)、私からの結納返しにもギターを希望するほど筋金入りのギター好き。腕は2本しかないのにギターはいったい何本あるの?という状態で(いいんですよ、私だって足は2本しかないのに靴はいったい何足あることか)、中にはけっこうなビンテージ品や貴重な品もあるらしい。

でも、私はギターを一切弾かないし、どのギターにどれほどの価値があるのかもわからない。

私としては、ただ死蔵してしまうよりも、結納返しにプレゼントしたギター1本だけを手元に残し、後は手放して愛好家の方に弾いてもらうのがいいんじゃないかと思っている。

そんなことを伝えたうえで、

・万一のことがあったら、あなたはギターをどうしてほしい?

・形見分けをしたいギターはある? 誰に、どのギターを差し上げたい?

・手放すときは、誰に連絡するのが一番スムーズに進みそう?

こんな「縁起でもない話」をして、本人の意思と手放すときの連絡先を共有してもらいました。あー、これでかなり肩の荷(勝手に背負っていた)が下りたよ!

でもこういう「本人にしかわからない意思&連絡先」って、どこの家族にもあるんじゃないかと思うんですよね。お子さんでも、大学生や社会人にもなれば、親の知らない交友先も多くなるでしょうし。

まあでも、「すべてを一覧表にして提示せよ!」というのは非現実的なので、

最低限、誰に連絡すればいいか

を共有しておくとよいかな、と思います。

連絡先は定期的にアップデートしよう

今回の記事を書くときに、改めて自分の「もしもの時の連絡先」と「死後の連絡先」を見直したのですが、

  • もう終了した仕事の関係先
  • 新たに始めた仕事の関係先
  • 新しく所属した団体
  • 新しく会員になったスポーツ施設
  • もうやめた団体・スポーツ施設

…などなど、情報に相当のアップデートが必要なことに気づかされました。うっ、今週中にアップデートするぞ!

そのついでに、連絡方法もアップデートすることにしました。仕事先の組織や個人(コーチングのクライアントなど)とは、メールでも連絡がつくので、緊急連絡が必要な場合は一斉メールを送れるようセットしておくことに。仕事用のメールの「下書き」に、bcc.に一斉送信先のメールアドレスを入れた形で準備しておき、「万一の時はこのメールアドレスの下書きからメールを送って」と夫に託しておこう。

いつも思うのですが、終活って、「やったら終わり」じゃないんですよね。メンテナンス、アップデートが超・大事

既に連絡先リストを作っているみなさまも、ぜひ再点検して、アップデートしてみてくださいね♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました