数値目標の先には言語目標がある…『コンセプトの教科書』で目からウロコ【ウェルビー!書籍クリップ】

ナナの推し!

こんにちは。めっちゃご無沙汰していましたナナです。

私が2年前に会社を辞めた目的の一つは、「面白そうだな」と思ってポチったけれど読めないまま溜まっていた本を読むことでした。

会社員生活から解き放たれたおかげで、結構本は読めるようになりました❤ でもその分、「いいな」と思ってポチる本や、地域で暮らすことでぐっと身近になった図書館の本、さらに最近はオーディオブックという「聴く本」も加わったりして、未読本も恐ろしい勢いで積み上がっています。

それはさておき。

読んだ本の中で「お、いい本だな」と思ったものをこのサイトで記事にして紹介したい。そう思ってこれまでも何冊か取り上げたかと思います。でも実はその何倍も、記事にしたい!と書き始めたのに挫折した本がたくさんありました。どうも長々と書こうとしてしまって、息切れしてしまうんですよね。

このままでは、「紹介したいのにできていない本」も積みあがってしまう!

なので、どんな本なのかを短く紹介する「書籍クリップ」という型を作ってアウトプットしてみることにしました。読書感想文に毛が生えた感じなんですが、「おっ」ていう本にもし出会えてもらえたら嬉しいなあと思います。

『コンセプトの教科書──あたらしい価値のつくりかた』(細田高広著、ダイヤモンド社、2023)

会社員時代、新規事業がらみの踊りまくる会議で、販売や営業の人たちが「インサイトがーー」「ビジョンがーー」「コンセプトがーー」と言い合っていて、まったく意味がわからず、説明されても理解できなかったことを思い出しました。そのときこの本に出会っていたら、「おうおう、お前らの言っているインサイトってこういうこと? 全然違うじゃん!」と言ってやれたのに(笑)。

あと、目標を立てるときに「数値化しろ」とよく言いますよね? 飲食店なら「回転率を上げる」じゃなくて「1日5回転」とか。でも細田さんはばっさり、「数値目標は理想の『状態』を示すことはできますが、『行動』を記述することはできません」と断じます。どのような行動をするべきかの実現には、コンセプト、つまり「言語目標」が必要になるというんです。これは目からウロコでした。

例えば「1日5回転」という数値目標は、顧客が「1時間で満足できる」サービスを提供する、と言語化できる。そこまで目標を落とし込んで初めて行動できるんだなあ。これは日常の目標にも生かせそう。やってみます。

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