検索情報の「S/N比」を高める「絞り込み検索」を使いこなそう

健康情報

情報は「質より量」か、「量より質」なのか、という議論をよく耳にします。インプットなのかアウトプットなのか、その情報を何に使うのかなど、状況や立場によってさまざまな考え方が成り立ちそうですが、まあぶっちゃけ

「質も量も高い」に越したことはない

ですよね♥

質の低い情報が、単に「役に立たない」だけならまだいいのですが、「有害」なケースも多々あります。特に健康情報の場合は、できるだけ「無益で有害」な情報は避けたいと思います。

そういう時に役立つ検索ワザの一つが、絞り込み検索。特にお勧めしたいのが「ドメイン限定検索」です。やり方をシェアしますね!

「ac.jp」ドメインの医療情報は信頼性が高い

ドメインとは、インターネット上の住所のようなもの。末尾に「.jp」とつくドメインは、日本国内の組織(法人や教育機関、政府機関)しか登録することはできません。そして、「.jp」の直前に来る文字列によって、どんな組織なのかがわかるようになっています。

  • 「co.jp」:日本国内で登記されている企業
  • 「ac.jp」:日本国内の教育機関
  • 「go.jp」:日本国の政府機関、省庁
  • 「or.jp」:日本国内の特定法人

これを、検索の絞り込みワードとして使うんです。

特に健康情報の場合は、大学医学部や医科大学、大学病院などの「ac.jp」ドメインで絞り込むと、情報の信頼性がぐっと上がります

Google検索では「site:ac.jp」で絞り込む

私は普段、Google検索を使っているのですが、その場合「site:ac.jp」を検索ワードに付け加えると検索結果を「ac.jp」ドメイン由来のものに限定することができます。

例えば、単に「糖尿病に良い食べ物」で検索した場合…

こういう感じで、「ちゃんとした情報」と「怪しそうな情報」が混在して出てきます。

この検索ワードの末尾に「site:ac.jp」をつけると、

情報元が大学などの教育機関のサイトに絞られて、一気に情報の「確からしさ」が上がります

(確かな情報だけがある、とまでは言えないので、最終判断はご自身で!)

新しい情報に絞りたい場合は「after:」を使う

検索に出てきた結果を新しい情報に絞りたい場合、単に「2024」とかをつけるのでもよいのですが、より厳密には、

after:2024/1/1

after:2024/8/10

のように、「after:」の後ろに年月日をつけてやると、簡単に絞り込めます。

あまり使う機会はないかもですが、「before:」で古い情報に絞ることもできます。

複数サイトの横断検索は「OR」で

複数サイトを横断的に検索する場合は、「OR」でつなぎます。

たとえば、「希少がん」について「がん情報サービス」と「がん情報サイト『オンコロ』」を一括で調べたい!といった場合(どちらも癌に関しては信頼度の高いサイトだと思います)、

site:ganjoho.jp OR site:oncolo.jp

と、2つのサイトを「OR」でつないだキーワードをつけると、この2サイトに限定された情報に絞り込むことができます。

同様に「教育機関と、政府機関の情報に絞りたい」場合は、「site:ac.jp OR site:go.jp」を使います。

「OR」でつなぐサイト数に限定はありません(多分)。私は普段、

★新聞4紙一括検索(日経、朝日、毎日、読売)

site:nikkei.com OR site:asahi.com OR site:mainichi.jp OR site:yomiuri.co.jp

★海外3論文誌一括検索(NEJM、JAMA、Lancet)

site:nejm.org OR site:jamanetwork.com OR site:thelancet.com

などを、ちょくちょく使っています。

私はブラウザにchromeを使っているのですが、こうした絞り込み検索をショートカットで登録しておくと、めっちゃはかどります。このやり方も、そのうちシェアしますね!

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