朝はストレッチ、そして瞑想! お坊さんの運営する「ヘルシーテンプル@オンライン」で朝活習慣はいかが?

ポジティブ心理学

おはようございます! 「100年幸せに生きるための情報」をシェアしたい、と日々好奇心を働かせている北村ナナです。今日は、私が最近始めた「オンライン瞑想」についてご紹介します。

私が瞑想を定期的に始めたのは、今年の2月の末に、静岡県の龍雲寺禅堂で1週間の「リトリート断食」を体験したことがきっかけです。

食事を1日1回、夕食だけにする「やさしい断食」を行いながら、お経をあげたり坐禅をしたり、写経・写仏や枯山水の線引きなどの様々な仏教体験をするというプログラム。想像以上に「ガチ修行」だったのですが、最終日にご住職から、

「今回体験したことを、日常の生活に帰っても続けてみてはどうですか。例えば坐禅なら、1日20分とはいかないまでも、5分、10分くらい自分と向き合う時間を持つそれくらいの時間は、自分のために使ってあげてもいいんじゃないですか」

と言われたんです。

「ああ、確かにそうだな」と思ったのですが、日常に戻ると、その5分、10分が難しい。何かいい方法はないかと探している中で見つけたのが、今回ご紹介する「ヘルシーテンプル@オンライン朝会」です。

ファシリテーターはお坊さん。毎朝7時から20分間のプログラム

ヘルシーテンプル@オンライン朝会は、様々な宗派のお坊さんたちが運営する「ヘルシーテンプル・コミュニティhttps://www.healthy-temple.net/)」による「朝活」の会。土曜日を除く毎日、朝の7時から約20分間、お坊さんたちが日替わりで「体すこやか、心おだやか」になれるプログラムを提供しています。

プログラムの内容は三つ。

  1. 体をほぐす、ストレッチ体操
  2. 心をほぐす、マインドフルネス瞑想
  3. 心を温めるワーク

まず最初に、伸びをしたり、肩をほぐしたりするストレッチ体操をやります。次に、5分ほど瞑想。最後に短い講話を伺って終了、という流れです(お坊さんによって、最初に講話が来ることもあります)。

瞑想というと難しそうに(あるいは、怪しそうに!?)聞こえるかもしれませんが、朝会でご指導いただくのは、姿勢と呼吸を整えながら「今ここ」に意識を向ける「マインドフルネス瞑想」。坐禅会などでやる「ガチ瞑想」とは違い、椅子に座るなどの楽な姿勢で気軽に行えます。

マインドフルネス瞑想にもいろいろありますが、よく行うのは、ありのままの呼吸を意識する「呼吸瞑想」。また、体をスキャンするようなイメージで、体の様々な部位に順番に意識を向けていく「ボディースキャン瞑想」をご指導いただくことも多いです。

参加費は無料! Zoom参加で、顔出ししなくても、中抜けしてもOK

このプログラムは、「お寺を地域の身近な健康拠点に」という「ヘルシーテンプル構想」に基づくものです。

お寺は古来から、人々が「よりよく生きる」ことにつながるよう、「心と体を調える行い」を仏教の教えに基づいて提供してきました。このお寺の機能のうち、「心と体の健康」という点にフォーカスした構想なのだそうです。

最初に「ヘルシーテンプル」という文字を見たときは、「これって怪しくない? 新興宗教系?」などと危ぶんだのですが、これは全くの杞憂でした。ファシリテーターのお坊さん方の宗派は浄土宗、浄土真宗、真言宗、日蓮宗という「昔からある宗派」ですし、何かに勧誘するような振る舞いや言動もありません。

まあ、万一何かあったとしても、Zoomから退出すればいいだけです。物理的な距離が保たれているので、心理的に安全でいられる。こういう点はオンラインイベントの良さですね。

私は参加し始めてからまだ1カ月ほどで、それも週2~3日だけですが、朝に体を気持ちよく伸ばしてから軽く瞑想し、講話を聞くというのは、自分のために使う時間としてなかなかいいなと感じています。

仏教の講話についても、これまでちゃんと聞いたことはなかったのですが(学校はキリスト教系だったし…とはいえクリスチャンでもないけれど)、改めて聞いてみると「なるほどなあ」「いい言葉だなあ」と感じ入ることもしばしば。お坊さんの素顔も垣間見えたりして、興味深く、楽しいです。

3月は春のお彼岸、4月は花まつり、と仏教行事のことを改めて知る機会にもなりました。

参加者は毎回、100人弱。顔出ししている人は十数人です。新年度、朝の健康習慣として取り入れてみるのもいいかもしれませんね♪

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