日本人大学生の調査で判明!「歯ぎしり」する人は食物繊維を取る量が少ないらしい

健康情報

こんにちは。突然ですが、歯ぎしり、してますか?

私は会社をやめてしばらくは歯ぎしりレスな生活を送れていたんですが、1年ほど前から

 ・寝起きに、あごが痛い
 ・歯が浮いた感じがする


といった症状が再発し、今では寝るときにマウスピースの装着が欠かせなくなりました。たまにマウスピースをし忘れるんですが、すると翌日てきめんにあごがだるく、歯が浮いたような違和感に悩まされてしまいます。

ま、マウスピースで症状の大半は解決してはいるんですが、できれば歯ぎしりレスな生活を送りたい。そう思っていたところ、どうやら「食物繊維」を取る量が歯ぎしりに関係しているらしい、という研究論文を見つけたのでご紹介します

研究を行ったのは、岡山大学とノートルダム清心女子大学の共同研究グループ。両大学の学生143人を対象に、筋電計を使って睡眠中に歯ぎしりをするかどうかを測定し、過去1カ月間の栄養摂取量との関係を調べました。

すると、睡眠中に歯ぎしりをする学生(58人)は、歯ぎしりをしない学生(85人)と比べて、食物繊維の摂取量が少ない傾向にあることがわかりました(オッズ比0.91、95%信頼区間0.83-1.00、p=0.059)。

さらに詳しく調べるために、食物繊維の摂取量で参加者を4つに分け、摂取量が最も多いグループ(上位四分位)と最も少ない群(下位四分位)を対象に解析を行いました。すると、睡眠中に歯ぎしりをする学生は、歯ぎしりをしない学生と比べて食物繊維の摂取量が明らかに少ない(有意な(=統計学的に意味のある)差がある)ことがわかったそうです(13.4±6.1g対10.4±4.6g、p=0.022)。

歯ぎしりあり、と歯ぎしりなし、の差は3g。おおー、オートミール1杯、アーモンド30粒、りんごなら4分の1個。ちょっと意識すれば無理なく増やせそうな量ですね。

もちろん、この研究では食物繊維の摂取量と歯ぎしりの有無がなぜ相関しているのかはわからないし、食物繊維を取る量を増やせば歯ぎしりが減るかどうかも不明。でもまあ、歯ぎしりに悩んでいる人は、ちょっと気にしてみるといいかもね

ノートルダム清心女子大学と岡山大学のプレスリリースはこちら↓
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20230524-2.pdf

ちなみに、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、大学生の世代、つまり18~29歳の食物繊維摂取目標量は男性が1日21g、女性が18g。学生の摂取量、ぜんぜん足りてないじゃん!

日本人の食事摂取基準(2020年版) 食物繊維の摂取目標量は165ページに書いてあります~
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

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