ちょっとごぶさたしていましたナナです。超・久しぶり(3年ぶり?)にかぜを引いたり、コロナワクチンを打って熱を出したりしていて、この2週間だらだらのんびりしていました。
ブログ(学びシェア)ネタもいろいろ、あれを書こう、これをシェアしようと思いつつ、書けていないネタが山ほどあるので、ちょっとずつ書いていこうと思います。
…というわけで、久しぶりのエンディングノート話。数カ月前に知り合った遺品整理士の山下智弓さん(とっても素敵な方!いずれ記事にします💦)からいただいた、「遺品整理士が心をこめて作った簡単エンディングノート」を紹介します!
遺品整理士について、詳しくはこちら↓↓
ページを開くと目に飛び込んでくる「遺品」「遺品」「遺品」の文字!
「遺品整理士が心をこめて作った簡単エンディングノート」は、B5版24ページのシンプルスタイル。文字は大きく、読みやすく、実用的!なつくりになっています。
遺品を整理するシチュエーションというと、本人は亡くなった後なので、エンディングノートの出番はないように思えます。ですが私にこのノートをくれた遺品整理士の山下さんによると、「遺品の整理にご自宅に伺った際、ご遺族の方に、『自分は事前に準備しておきたい』と相談されることが多いんです。そこで、このエンディングノートをお渡しして、書き方などをご説明させていただいています」とのこと。ナルホド、そういうニーズがあるんですね!
そして、ページを開くと……ばーん!
「遺品は、どのように取り扱う?(1)」
しょっぱなから「遺品」です。「貴金属や思い出の写真、手紙、衣服など、あなたが大切にしているものについて記入しましょう」とある。
ああ、私が大切にしている思い出の写真や手紙、普段使いの衣服でさえも、私が死んだら遺品になるのね……!と、思い知らされます。大事な資源も「捨てればゴミ」。宝物だって「死んだら遺品」なんですね。
そして、次のページをめくると、ばばーん!
「遺品は、どのように取り扱う?(2)」
そしてそして、
「遺品は、どのように取り扱う?(3)」
これでもか、これでもかと「遺品」の文字が出てきます。これ…(5)まで続きます。
預金口座、クレジットカード、有価証券、土地・建物・田畑、負債までを粛々と書き込んでいくページが続いて、そして……!
「遺品の寄付と遺言状について」
「遺品の寄付」(遺贈)がこの流れで出てくるエンディングノートは初めて見ました。考えてみれば、遺品整理を第三者にお願いする人は、ほかに頼れる身内がいないのかもしれない。その状況下では、「遺品の寄付」はがぜん、リアリティーをもちます。
ちなみに、「遺贈」(遺族以外の特定の個人や団体に財産を遺すこと)をしたい場合、エンディングノートに書いておくだけではダメで、遺言書が必要です。
「孤立死」を防ぐ「つながり」の大切さ
「遺品」という言葉の連呼にもドキドキさせられましたが、「遺品整理士が心をこめて作った簡単エンディングノート」の最初のページには、さらなるキラーワードが。それは……「孤立死」!
たぶん、そういう状況も日々、見てきていらっしゃるのでしょうね、遺品整理士さんは……。
孤立死にならない生き方のポイントとして、こんなことが書かれています。
・社会とのつながりをもつ
新聞を購読する
地域の集まりに参加する
誰かと会ったときに笑顔で挨拶する
・困ったときに相談できる関係を日々つくっていく
民生委員と顔見知りになっておく
・離れて暮らす家族や親族とつながる
定期的に電話をする
年に何回か顔を合わせる
遺品整理士の山下さんは古物商をされているんですが、お店を訪れるお客様はご近所にお住まいの一人暮らしの方が多いそうです。「引き出しから古切手が出てきた、テレホンカードがあったと、毎週のようにいらして世間話をしていかれる方も」。そういう『ちょっとつながれる先』の一つに地域のお店がなっているというのは、とても素敵なことだなあと思います♪
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